前回、前々回で、銀行は借り入れの際はどのようなところを見ているのか?
借り入れの方法はどんなものがあるのか?について書きました。
今回は、借主側としての視点からどういったシチュエーションではどういうきかんにどういう方法で申込した方がいいかをお話しできればと思います。
正直どこで申し込みしても同じじゃないのって思う方もいるかもしれませんが、結構違うんです!
しかも銀行との付き合い方によっては借り入れがしやすくなる可能性だって高まることもあるかもしれません。
それでは、そういったことをお伝えしていきます。
まず、事業の創業期は日本政策金融公庫での申し込みを推奨します!
ここは、政府系の金融機関であり、一般の金融機関が行う金融を補完することを基本理念としており、スタートアップにも力を入れていて、比較的低利で
借入をすることが可能だからです。
続いて、成長期や安定期においては、地域金融機関をお勧めします!
地域金融機関には、地方銀行、信用金庫、信用組合などがあります。
地域金融機関は、地方の企業の発展に寄与していくという方針なので、地元の企業を応援してくれます。
地方銀行→信用金庫→信用組合の順番に金利は高くなっていきますが、金利が高い順に審査は少しづつではありますが、通りやすい傾向があります。
このときに、お勧めは、2つ以上の金融機関とうまく付き合うことが大事かと思います。
一つの金融機関で融資が受けられなくても、審査基準が違い審査が通ることもあるからです。
次に、会社は、毎月しっかりと残高試算表を作成しておくべきです。
そして、毎月の事業の内容をしっかりと精査した上で銀行の担当者に残高試算表を持参して報告にいきましょう!
銀行の担当者も人間ですので、毎月しっかりと報告に来てくれて、話をしている会社の方が1年に1回しか会わない会社のよりも好感度は高いですし、この
企業を助けてあげたいと思うでしょう!
これは正直だいぶお勧めかと思います。
営業をよく受ける人はわかると思いますが、たまにしか来ない担当者よりもまめに来てくれる担当者から買いたいと思うことが多いのではないでしょうか?
ぜひ、騙されたと思ってやってみて下さい!